暫定版あとがき


Study 7のつづき

Study 7はここまでで終わる気はありません。この後まだコンパートメントの形態論とか アイデアはもう少しあります。しかし、データが足りないのと、データ不足に起因する分析不足で、 今の段階ではこの先が続けられません。なので、一旦コンパートメントという概念を出したところで 暫定的にStudy 7を打ち切りにしておきます。

Googleでざっと調べた限りですが、おそらくこの研究は前人未踏の領域に入っているでしょう。 ほとんどの分析では確率という段階に及んでおらず、確率という考えを始めているものも 単に確率解析をしただけで、どう活かすかという分析までは至っていません。

まだ確率的攻略法の研究は始まったばかりといっていいでしょう。 私一人の手には余るような気もしてなりません。このアイデアに興味を持ってくださる方の協力をお待ちしています。

追記:英語サイトを探したら、 Study6相当の正確な確率計算を1999年に発表している人がいて、 早さで負けたなと思いました。(私が確率計算を考え出したのは2000年頃から。) Study7については、私と似たような結論は出している人もいるのですが、なんだか理由が曖昧でいまいち信用できません。 でも目新しい内容もあったりして、やっぱり世界は広いなあと感心しました。

本来のあとがきっぽい

本研究の最大の特徴は、マインスイーパの確率的最善手の探索方法の確立(駄洒落っぽいけど)でしょう。 しかし、確率はもちろん1つの方法ですが、これだけが最善手を求める方法ではないと思っています。 次の手への影響の計算などまだまだ考えることはいろいろあります。

しかし、これだけ難しいことを考えたところで何になるのかという問いは常に出てきます。 結局マインスイーパはより短い時間で解くのが目的のゲームです。 ややこしいことを考えれば考えるほど時間はのびて記録達成は不利になるだけです。

時間という面では私はいまだに上級100秒を切れない人なので、語る資格はありません。 ネット上にはいかに時間を縮めるかを経験則から書いている人もいますので、そういった資料を求めるかたは そちらを参考にしてください。

それでも時間を縮めることを基本に攻略を考えている人も、マインスイーパはパズルであることを忘れては ならないと言っています。論理的思考を放棄しては480マスすべてに正解を与えるのは至難の業です。

しかも、確実に手が決まる方法にはやはり限界があります。そうしたときにカンで開けようとして 地雷を踏んだ経験はいくらでもあるはずです。確率を分析することは、そうした状況を改善し、 短時間の記録にたどり着く可能性を上げよう、という意味はあるのではないでしょうか。

そうした意味で、なんとなく思いつきで考え始めた確率分析という方法が、 Study 7のような形で一応まとまったことはとてもラッキーだったと思います。 まだ不完全ですが比較的短時間で方針を出せるようにまとめられたのではないかと思います。

ということで

能書きに負けんようにガンガレ自分。